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関連・新着図書
「事典 日本の多言語社会」(岩波書店 2005年)
「まちかど多言語表示調査報告書」 (2006年)
「ことばと社会 11号 特集:移民と言語@」(三元社 2008年)
「日本の言語景観」(三元社 2009年)
「ことばと社会 12号 特集:移民と言語A」(三元社 2010年)
| ○報 告1 :「「方言」と呼ぶこと 奄美の人々の言語意識の背景」 発表者: 前田達朗(東京外国語大学) <要旨> 「沖縄方言」か「琉球語」かという議論から、奄美のことばは外れている。沖縄と琉球が指す領域の重なりの、「ずれ」は、もちろん言語の重なりを考慮にいれないからである。「方言」として組み込まれることで、日本の多言語性を語る際にも、同様に顧みられることはない。この仕組みは、外側からの認識の問題であるだけでなく、奄美の人々が、「シマグチ」を、じぶんたちの言葉であると、考える機会を与えなかったとも言える。
本発表では、奄美の人々自身が自分たちのことばを「方言」としか表現できないこと、それを「シマグチ」と簡単に呼べないこと、そういった言語意識の形成に関わる歴史・社会的な背景の説明を、特に大戦末期から「復帰」の頃に焦点をあて、史料の紹介も含めてこころみる。 ○報 告2 :「中国帰国児童への言語教育を考える」 発表者: 高橋朋子(大阪大学国際教育交流センター・学振特別研究員) <要旨> 日本生まれの中国帰国児童は、日常会話にほとんど問題がないにも関わらず、学習言語が獲得できず、授業についていくのが困難であると言われ始めて久しい。だが、実際の状況はあまり明らかにされておらず「話せるけど勉強ができない」子どもたちへの具体的な支援方法は未だ手探りの状態である。
本発表では、児童の二言語使用や言語能力、日本語教室や母語教室での試みと課題から、彼らへの言語教育を再考したい。
(参考書 高橋朋子『中国帰国者三世四世の学校エスノグラフィー: 母語教育から継承語教育へ』生活書院, 2009) |
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