フォーラム型人類文化アーカイブズプロジェクト
「台湾研究デジタル統合アーカイブの構築」(2022-2024.03)

研究の目的
国立民族学博物館には、台湾に関係するおよそ6,000件におよぶ物質文化資料に加えて、写真や映像、図書資料が収蔵されています。このプロジェクトでは本館に収蔵されている台湾関係資料のデジタル化を促進し、属性の異なる資料を時間軸と空間軸でつなぐことを可能とするデジタルアーカイブを構築し、それをオンラインで公開することを目的としています。これにより、研究者コミュニティによる学術資源の共同利用、ソースコミュニティも含めた一般社会と台湾に関する文化資源を共有し、台湾の文化、社会、歴史の研究を促進することをめざします。
研究の成果
*第3期フォーラム型情報ミュージアムの成果も含みます。
公開したデータベース
台湾および周辺島嶼の物質文化
https://ifm.minpaku.ac.jp/taiwan/
プロジェクトで調査、研究を進めてきた台湾関連資料について、日本語、中国語、英語の3言語で閲覧、検索等が可能なデータベースです。生活用具、衣服、工芸品が主な内容であり、検索用語はフリーワードを基本としつつ、原住民族名、資料名の索引も備えています。
書籍・論文
Environmental Teachings for the Anthropocene : Indigenous Peoples and Museums in the Western Pacific (Senri Ethnological studies 103), Atsushi Nobayashi and Scott Simon(eds.) 2020. みんぱくリポジトリ(https://minpaku.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_snippet&index_id=750&pn=1&count=20&order=17&lang=japanese&page_id=13&block_id=21)
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