ホームへ
関雄二アンデス考古学研究室


アンデスの文化遺産を活かす 表紙『アンデスの文化遺産を活かす
     -考古学者と盗掘者の対話

関 雄二

アンデス文明の成立した南米ペルーは観光地として有名だが、同時に盗掘も多い。「文化遺産を守る」という当たり前の考え方を持つ前に、盗掘者など「文化遺産を守らない」人々の論理を解明すべきという立場で実施した人類学的調査を紹介する。またグローバル化社会における文化遺産と観光開発の関係について、現状分析と遺産活用への提言を行っている.

目次

第1章 遺跡はどうして壊れるのか
第2章 不法占拠と遺跡の破壊
第3章 盗掘者の論理
第4章 ミイラの帰属をめぐる攻防
第5章 インカに虐げられ、インカを愛する人々
第6章 集合的記憶の生成