Hirochika NAKAMAKI

 

主なプロジェクト(継続中)

1 国立民族学博物館共同研究(2008年度〜)

聖空間の経営人類学的研究

 

研究目的

国立民族学博物館の共同研究において、会社の聖空間については会社の神社や墓地、あるいは企業博物館をとりあげてきたが、創業の聖地や社内の神聖空間についてそのテーマを深化させるとともに、さらに範囲を広げ、地域の祭礼や都市の経営、あるいは宗教の聖地に会社がどう関わるかという視点から研究の進展をはかりたい。

地域の祭礼については、企業の存在が不可欠な祭をとりあげ、一時的な聖空間と化す都市の経営的側面を分析し、経済活動やライフスタイルとの相関関係について研究する。とくに都市の経営に関しては、創造都市、多文化政策などを対象に、会社やその従業員、あるいは地元住民や在日外国人などが聖空間としての都市づくりにいかに参加しているか、あるいは都市がそれをどう演出しているかについての研究をすすめる。

  宗教の聖地については、教団聖地や世界遺産登録をはたした地域を中心に、宗教関係者だけでなく企業や行政も関わるところの経営的視点から分析をおこなう。

 

研究組織

【代表者】中牧 弘允

【館 員】
陳 天璽、出口 正之、廣瀬 浩二郎

【班 員】
安達 義弘、李 仁子、飯笹 佐代子、市川 文彦、岩井 洋、王 英燕、大石 徹、奥野 明子、澤木 聖子、澤野 雅彦、砂川 和範、住原 則也、高木 裕宜、゙ 斗燮、出口 竜也、出口 弘、晨 晃、日置 弘一郎、廣山 謙介、藤本 昌代、前川 啓治、三井 泉、山田 慎也、山本 匡、横山 知玄

 

次回研究会の予告

2009年7月19日(日)13301700(国立民族学博物館 第4セミナー室)

2009年7月20日(月・祝)10301500(国立民族学博物館 第4セミナー室)
出口 弘「絵物語の世界の紡ぎ手の神話空間−コミックマーケットを事例とした超多様性市場としての物語ビジネスの神話学−」
奥野卓司「ジャパンクールと江戸文化を結ぶ聖地巡礼」
中牧弘允・住原則也「世界遺産の聖地:泰山と曲阜」
松村一男「ワシントンDCという聖地」

研究会のあゆみ

第一回研究会

200811月2日(日)13301800(国立民族学博物館 第5セミナー室)
出口竜也「飛び火する聖空間阿波踊りとよさこい祭りの事例から

第二回研究会

2009228日(土)13301700(国立民族学博物館 第4セミナー室)

200933日(日)10301500(国立民族学博物館 第4セミナー室)
岩井 洋「異文化理解の経営人類学:韓国の聖空間を中心として」
゙ 斗燮「「聖空間/俗空間としての北東アジア経済圏」
晨 晃「大連の日本人社会――越境ビジネスマンの生活と聖空間」
澤野雅彦「東アジアの都市間スポーツ交流――日本野球の「聖地」大連を中心に――

第三回研究会

2009年5月24日(日)10301700(国立民族学博物館第4セミナー室)
中牧弘允・住原則也「世界遺産の聖地:泰山と曲阜」
出口 弘「絵物語の世界の紡ぎ手の神話空間−コミックマーケットを事例とした超多様性市場としての物語ビジネスの神話学−」
奥野卓司「ジャパンクールと江戸文化を結ぶ聖地巡礼」

 

 

 

刊行物