驚異と怪異

おすすめ書籍


〈驚異〉 の文化史 ―中東とヨーロッパを中心に―

〈驚異〉 の文化史 ―中東とヨーロッパを中心に―

山中由里子 編 (名古屋大学出版会 2015)

《執筆者》池上俊一・二宮文子・亀谷学・守川知子・大沼由布・黒川正剛・辻明日香・林則仁・小林一枝・松田隆美・金沢百枝・杉田英明・家島彦一・鈴木英明・見市雅俊・武田雅哉・小宮正安・小倉智史・宮下遼・菅瀬晶子

アレクサンドロスも遭遇したという怪物から、謎の古代遺跡や女だけの島まで、たえず人々の心を魅了してきた 〈驚異〉。旅行記や博物誌が語り、絵画や装飾品に表れるその姿は、人間の飽くなき好奇心について何を教えてくれるのか。〈驚異〉 の 「黄金時代」 であった中世以来の精神史を細やかかつ大胆に描き出す。
「2015年回顧総特集」(週間読書人 3120号 2015年12月18日掲載)
書評委員が薦める「2015年の3点」(朝日新聞 2015年12月27日掲載)

魔女・怪物・天変地異 ─近代的精神はどこから生まれたか

魔女・怪物・天変地異 ─近代的精神はどこから生まれたか

黒川 正剛 著 (筑摩書房 2018)

ヨーロッパ中世末期、怪異現象が爆発的に増殖したのはなぜか。一方で魔女狩り、他方で驚異の部屋が作られる中、近代的思考はいかに誕生したかを探る。図版多数。
イブン・バットゥータと境域への旅

イブン・バットゥータと境域への旅――『大旅行記』 をめぐる新研究

家島彦一 著 (名古屋大学出版会 2017)

中国、インド、北方ユーラシア、アフリカなど、イスラーム世界の海・陸の 「境域」 情報を伝える 『大旅行記』 は、まさに記録史料の宝庫と呼ぶにふさわしい。なぜ巡礼を超えて未知なる驚異の領域へと踏み込んでいったのか。その足跡と写本を追って世界を旅し、完訳を成し遂げた碩学による新たな到達点。
原典 ルネサンス自然学 【上巻】

原典 ルネサンス自然学 【上巻】

池上俊一 監修 (名古屋大学出版会 2017)

《訳者》柴田和宏 石原あえか 桑木野幸司 池上俊一 月澤美代子 田中祐理子 澤井 直 黒川正剛 伊藤博明 村瀬天出夫 村松真理子

万物をめぐる知の総体を集成。――身体から宇宙まで、料理から農事まで、魔術から機械まで、実験から教育まで、驚異から地理まで、計算から原子まで……、本邦初訳テキストと貴重図版により 「科学的人文主義」 の精華をつたえる待望のアンソロジー上巻。―― 開かれるミクロコスモス。
原典 ルネサンス自然学 【下巻】

原典 ルネサンス自然学 【下巻】

池上俊一 監修 (名古屋大学出版会 2017)

《訳者》坂口勝彦 加藤守通 小林繁子 根占献一 田中佳佑 高橋憲一 田中一郎 中澤 聡 白幡俊輔 池上英洋 大橋喜之 吉本秀之

異質な時空の交差する全2巻。――身体から宇宙まで、料理から農事まで、魔術から機械まで、実験から教育まで、驚異から地理まで、計算から原子まで……、本邦初訳テキストと貴重図版により 「科学的人文主義」 の精華をつたえる待望のアンソロジー下巻。―― 変貌するマクロコスモス。
煉獄と地獄

煉獄と地獄――ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観

松田隆美 著 (ぷねうま社 2017)

書下し・死を生きるヨーロッパ中世。煉獄とは何だったのか――
煉獄と地獄の図絵、99点収録。聖職者・知識階級ではなく、中世ヨーロッパの一般大衆は死と死後の世界をどのようにイメージしていたのだろうか。
13~16世紀、黒死病(ペスト)の惨劇をくぐった中世は、死後世界をめぐってさまざまな表象と物語を生み、やがては煉獄の誕生をみる。往生術、死後世界探訪譚、死の舞踏という死の文学のモチーフにおいて煉獄が果たした役割とは何だったのか。
説教、教化文学、壁画、ステンドグラス、時?書、装飾写本などを図像とともに広く渉猟し、人々の心性に浸透してその死生観の根となった要素を掘り起こす。
妖怪学の基礎知識

妖怪学の基礎知識

小松和彦 編著 (株式会社KADOKAWA 2011)

いまも都市伝説などで再生されつづける「妖怪」とは何か? 説話やお伽草子に描かれる妖怪や怪異、噂話のなかの妖怪、妖怪画の歴史、妖怪の博物誌など、最新の研究成果を盛り込み日本の妖怪文化に迫る。
怪異学入門

怪異学入門

東アジア恠異学会 編 (岩田書院 2012)

《執筆者など》京極夏彦・大江篤・榎村寛之・化野燐・久禮旦雄・久留島元・高谷知佳・木場貴俊・佐々木聡・西山克・島田尚幸・鬼頭尚義・佐野誠子・南郷晃子・笹方政紀・熊澤美弓

東アジア恠異学会創立10周年を記念し、『怪異学の技法』『亀卜』『怪異学の可能性』に続き、これまでの研究成果を「入門書」として刊行。 第1章では、王権と怪異、怪異の流出、知識人の系譜、を柱に、怪異学の視点を語る。 第2章では、不思議なコトやモノを分析する方法を具体的に提示した論考5編を収録。 第3章では、学会創設者へのインタビューを通じて、新しい学問が誕生する軌跡を辿る。

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