イベント 2023年度
日時 | 2023年11月17日(金)・18日(土) |
---|---|
場所 | 京都大学 稲盛財団記念館3階大会議室 |
プログラム | |
|
|
|
研究会 2023年度
日時 | 2024年3月27日(水)15:00-17:00 |
---|---|
場所 | 国立民族学博物館 第一演習室 |
プログラム | 杉本星子(京都文教大学 教授)「播州地方におけるアフリカ向け布生産――『マスカットクロス』をめぐって」 播州地方において1970年代ごろまで、東アフリカから西アフリカに向けて輸出用木綿縞織物「マスカットクロス」がつくられ、現地で儀礼用衣装として使用されていた。本発表では、「マスカットクロス」が播州地方でどのように生産され、どのように輸出されていたかについて報告する。 コメンテーター:上羽陽子(国立民族学博物館 准教授) |
日時 | 2024年2月21日(木)15:00-18:00 |
---|---|
場所 | 国立民族学博物館 第6セミナー室 + オンライン |
趣旨 |
本ワークショップは近代の日本、インドそしてペルシアをめぐる認識論的・存在論的な自己/他者の境域の展開について、思索を具象化させるモノとその配置に着目し、従来の言説分析を超えた研究方向の可能性とグローバル現象をめぐる地域研究的なアプローチ方法について検討することを目的としている。 『東洋の理想』における岡倉天心の「アジアは一つである」という書き出しはアジアと東洋との関係のうえで一つの歴史的な瞬間であった。ギリシア語に語源を辿ると「東(asu)」を指すアジアはヨーロッパ人の手によって地図の上に記され地理学的概念である。他方、元来中国では東洋は大陸の東の海を指す語であり、日本で独自の意味を持つようになった語である。18世紀の日本において元来中国で「西洋」は南洋の西側の大海を意味する海域を指す語が、一つのまとまりとしてのヨーロッパ諸国を指す語として発明されたことを契機としながら、西洋への心的・文化的対抗概念として東洋は概念的空間を伸縮拡大させてきた。それゆえ岡倉の言明は、アジアというヨーロッパによる他称であった地理空間が、日本の発明である東洋概念とが自己同一化されたという意味で歴史的な重要性をもった。もっともアジアそのものも地理的概念でありつつも、近現代アジアの諸地域において思想的な連鎖を伴いながら自己同一性の問題として伸縮拡大してきたことが知られている。つまりアジアも西洋/東洋も存在論的・認識論的な自己/他者をめぐって境域が再設定されてきたことが知られている。 こうした概念的な境域の再設定をめぐっては、アジア主義をめぐる歴史・思想研究のように主として言説に焦点を当てた研究がけん引してきた。これに対して本ワークショップでは認識論的自己/他者を具象化するモノとその配置に焦点をあてることで、従来の言説分析を超えた研究方向の可能性とともに、グローバル現象をめぐる問題設定と地域研究的なアプローチ方法について検討したい。 |
プログラム |
|
共催 | 環インド洋地域研究国立民族学博物館拠点、グローバル地中海地域研究国立民族学博物館・東京外国語大学AA研拠点 |
日時 | 2024年2月8日(木)13:30-17:30 |
---|---|
場所 | 国立民族学博物館 第一演習室 |
プログラム |
鈴木英明(国立民族学博物館グローバル現象研究部)「趣旨説明:感覚を手掛かりに環インド洋世界は見いだせるのか?―イントロダクション」 小林和夫(早稲田大学政治経済学術院)「西アフリカにおけるインド綿布ー大西洋奴隷貿易とその後」 大橋厚子(京都大学東南アジア地域研究研究所)「アチャール(漬物)調査と世紀が代わる頃の研究風景、そして今」 総合討論 |
日時 | 2024年7月23日(日)13:30-17:30 |
---|---|
場所 | 国立民族学博物館 第一演習室 |
プログラム |
Mamta Sachan Kumar(PD・国立民族学博物館外来研究員)「Health, Help and Housework: Field Observations of Sindhi Housewives in Kobe's Ageing Diaspora」 仲尾友貴恵(PD・国立民族学博物館)「東アフリカ都市の「インド人/アジア人」と障害者ケア」 |