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日本の大学では、開学100周年や公文書管理法を契機として、大学の歴史を記録した文書資料類を保存・整理・公開する機運が高まり、その一部では文書館を設置するに至っています。このことは、学術の価値を社会に向けて発信し、説明責任をはたすことでもあります。国立民族学博物館においては、民族学・文化人類学の研究の過程で築かれた多くの研究アーカイブズを保存・整理・公開してきたいっぽう、館そのものの歴史を物語る資料の本格的な公開はこれからです。
このワークショップでは、大学における文書館事業を先導してきた京都大学と東京大学それぞれの文書館から研究者をお招きし、博物館がその理念や方法をどこまで学べるかを討議します。
日 時 | 2025年1月17日(金)14:00~17:00 |
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会 場 |
国立民族学博物館(オンラインのみ・定員:250名) ※事前申込制、参加無料 |
主 催 | 人間文化研究機構/国立民族学博物館 社会との共創によるデジタル・ヒューマニティーズ(DH)の推進研究等補助事業 「デジタル技術を活用した人類学史アーカイブズの整備」 |
申込方法 |
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14:00 | 開会挨拶 𠮷田憲司(国立民族学博物館長) |
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14:10 | 趣旨説明 民族学研究アーカイブズと館史アーカイブズ 飯田卓(国立民族学博物館) |
14:40 | 発表1 大学アーカイブズとは何か ――公文書管理法施行をはさんで 西山伸(京都大学大学文書館) |
15:20 | 休憩 |
15:30 | 発表2 大学アーカイブズの資料利用と公開 元ナミ(東京大学文書館) |
16:10 | 総合討論 司会:飯田卓 |
16:50 | 閉会挨拶 |
国立民族学博物館 研究協力課 共同利用係
e-mail:kikourenkei★minpaku.ac.jp(★を@に置き換えて送信してください)
X-DiPLAS(学術知デジタルライブラリの構築) の目的は、散逸の危機に直面する地域研究画像資料のデジタル化・データベース化を通じて、画像研究資源のプラットフォームを構築することにあります。このプラットフォームは、画像研究資源を将来世代の研究者に継承するための重要なツールとなりうるでしょう。
X-DiPLAS においては、その前身であるDiPLASプロジェクト(2016-21年度)もふくめて、9年の歳月をかけ、デジタル化・データベース化の方法を確立してきました。同時に、データベース化した画像のさまざまな活用方法も開拓してきました。このシンポジウムでは、地域研究アーカイブ画像のさらなる活用可能性を、地理学的観点、歴史学的観点から考えてみます。
日 時 | 2024年12月8日(日)13:30~17:00 |
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会 場 |
国立民族学博物館 第4セミナー室(本館2階) (定員:対面50名、オンライン100名 いずれも先着順) ※事前申込制、参加無料 |
主 催 | 人間文化研究機構共創先導プロジェクト(共創推進研究) 「学術知デジタルライブラリの構築」 国立民族学博物館拠点 (X-DiPLAS) |
共 催 | 大東文化大学東洋研究所西アジア研究班 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 AA研共同利用・共同研究課題「カイロ歴史地区の文化遺産アーカイビングと研究・教育実践」 科研費「中東ムスリム社会との長期現地調査資料の共有による文化遺産の共創と合意形成の研究」(21H04372) 国立民族学博物館 共同研究「フォト・エスノグラフィーの実践に関する方法論の検討」 |
申込方法 |
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13:00 | 開場 |
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13:30 | 開会挨拶 𠮷田憲司(国立民族学博物館長) |
13:35 | 趣旨説明 石山俊(国立民族学博物館プロジェクト研究員) |
13:50 | 研究発表 渡邊三津子(地理学/ 文教大学准教授) 原隆一(西アジア地域研究・農村社会学/ 大東文化大学名誉教授) 「時代を接続するツールとしての写真アーカイブ -西アジア地域の調査写真を例に-」 |
14:30 | 研究発表 𠮷村武典(歴史学/ 大東文化大学准教授) 「画像デジタルコンテンツの利用と歴史学 -カイロの歴史的建築物を題材に-」 |
15:10 | 休憩 |
15:40 | コメントⅠ 永井正勝(デジタル人文学/ 人間文化研究機構・国立民族学博物館特任教授) コメントⅡ 岩谷洋史(文化人類学/ 姫路獨協大学講師) |
16:10 | 全体ディスカッション モデレーター 石山俊 |
16:55 | 閉会挨拶 飯田卓(国立民族学博物館教授) |
2024年12月8日、X‐DiPLAS主催シンポジウム「地域研究アーカイブ画像の活かし方-地理学と歴史学の視点から考える」が国立民族学博物館セミナー室においておこなわれました。
発表者は、渡邊三津子氏(文教大学・地理学)と吉村武典氏(大東文化大学・歴史学)、コメンテーターは、永井正勝氏(人間文化研究機構・デジタル人文学)、岩谷洋史氏(姫路獨協大学・文化人類学)、そしてこれまでの採択案件撮影者として原隆一氏(大東文化大学名誉教授)にもご登壇いただきました。参加者数は61名(うちオンライン参加30名)
国立民族学博物館のX-DiPLASプロジェクトでは、文化人類学などのフィールドサイエンティストによって撮影された写真のデジタルアーカイブ事業を進めています。このシンポジウムでは、写真データベースの活用方法の一つとして、デジタルストーリーテリングという、写真とナレーションにより構成される映像作品づくりを提案し、その可能性を検討していきます。
今回X-DiPLASは、中央アフリカのザイール(現コンゴ民主共和国)や東アフリカのタンザニアなどで、アフリカ的な農業や農村社会の特性、ひいては「人間にとって農業とは何か」という根源的な問いを長年にわたり追究してこられたフィールドワーカー・杉村和彦氏の写真データベースを例に、特に1986年~1991年にかけてザイールの焼畑農村で撮影された写真の整理を進めつつ、それらを素材としたデジタルストーリーの制作をすすめてきました。今年度いっぱいで定年退職を迎えられる杉村氏の、研究人生の一幕をふりかえる作品です。熱帯アフリカ焼畑農村の世界に思いを馳せつつ、こういった作品づくりが、研究者自身やソースコミュニティ、またあるいは私たちが生きる社会に何かを還元し得るのかを考えてみたいと思います。
日 時 | 2023年12月16日(土)14:00~17:00(13:00 開場) |
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会 場 |
国立民族学博物館 第4セミナー室(本館2階) (定員:対面50名、オンライン100名 いずれも先着順) ※事前申込制、参加無料 |
主 催 | 人間文化研究機構共創先導プロジェクト共創促進研究「学術知デジタルライブラリの構築」国立民族学博物館拠点(X-DiPLAS) |
申込方法 |
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13:00 | 開場 |
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14:00 | 開会挨拶 𠮷田憲司(国立民族学博物館長) |
14:05 | 趣旨説明 小林直明(国立民族学博物館プロジェクト研究員) |
14:15 | 映像作品の上映と解説 「1986-1991 ―追憶のザイール、焼畑の村」 小林直明(国立民族学博物館プロジェクト研究員) |
14:45 | 講演 「熱帯雨林のアフリカ ―焼畑・混作・共食」 杉村和彦(福井県立大学学術教養センター教授) |
15:30 | 休憩 |
15:40 | コメントⅠ 鶴田格(近畿大学農学部教授) コメントⅡ 末原達郎(京都大学農学部名誉教授) コメントⅢ 池谷和信(国立民族学博物館教授) |
16:10 | ディスカッション |
16:55 | 閉会挨拶 飯田卓(国立民族学博物館教授) |
国立民族学博物館 研究協力課 共同利用係
e-mail:kikourenkei★minpaku.ac.jp(★を@に置き換えて送信してください)
写真家・井上隆雄は、1970年代にインド・ラダックとミャンマー・バガンを取材し、仏教寺院壁画を中心としてその視座をフィルムにおさめた。それらの写真には、半世紀前の壁画の情報が確かな技術で記録されている。本シンポジウムでは、井上隆雄の眼差しを次世代に継いでいく可能性と意義を考える。
要旨集[PDF:1.1MB]
日 時 | 2023年3月12日(日)13:00~17:00 |
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会 場 |
シンポジウム会場
国立民族学博物館 第4セミナー室(本館2階)
(会場:定員50名、オンライン:定員300名) 展示会場 国立民族学博物館 第3セミナー室(本館2階) (同日、10:00 - 17:00) ※事前申込制、先着順、参加無料 ※展示する模写作品、フィルムや取材ノートなどの資料の接写はお控えください。 |
主 催 | 京都市立芸術大学 人間文化研究機構共創先導プロジェクト(共創推進研究) 「学術知デジタルライブラリの構築」 国立民族学博物館拠点 (X-DiPLAS) |
申込方法 |
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プログラムが一部変更になりました。
10:00 | 展示(第3セミナー室)開室 |
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12:00 | 会場(第4セミナー室)開室・受付 |
13:00 | 開会挨拶 𠮷田憲司(国立民族学博物館長) |
13:05 | 趣旨説明 正垣雅子(京都市立芸術大学准教授) |
13:15 | 発表 「井上隆雄写真資料のデジタルアーカイブ化支援」 石山俊(国立民族学博物館プロジェクト研究員) 「X-DiPLAS が構築する画像デジタルライブラリの特徴」 丸川雄三(国立民族学博物館准教授) 「井上隆雄アーカイブ活動の実践と課題」 岡田真輝(京都市立芸術大学・井上隆雄写真資料アーカイブ研究員) 「井上隆雄撮影のバガン壁画と可能性」 寺井淳一(東京外国語大学特別研究員) 「概知の素材からどのように未知なる対象を⽐定しうるか―アルチ寺三層堂「成就者肖像集」をめぐる現状と課題」 菊谷竜太(高野山大学准教授) 「井上隆雄写真の活用 模写による壁画表現の再現」 正垣雅子(京都市立芸術大学准教授) |
15:15 | 展示解説 正垣雅子(京都市立芸術大学准教授) ラダック壁画の模写制作 菊谷竜太(高野山大学准教授) ラダックの壁画 寺井淳一(東京外国語大学特別研究員) バガンの壁画 岡田真輝(京都市立芸術大学・井上隆雄写真資料アーカイブ研究員) 井上隆雄アーカイブ 石山俊(国立民族学博物館プロジェクト研究員) DiPLAS/X-DiPLASの活動 丸川雄三(国立民族学博物館准教授) 仏教壁画デジタルライブラリ オンライン 展示紹介・井上隆雄写真スライドショー |
15:45 | ディスカッション 「デジタルライブラリと芸術実践の可能性」 モデレーター 末森薫(国立民族学博物館准教授) |
16:30 | 閉会挨拶 飯田卓(国立民族学博物館教授) |
国立民族学博物館 研究協力課 共同利用係
e-mail:kikourenkei★minpaku.ac.jp(★を@に置き換えて送信してください)
国立民族学博物館では、文化人類学などのフィールドサイエンティストによって撮影された写真のデジタルアーカイブ事業を進めています。この研究集会では、元京都大学教授の故・福井勝義氏がエチオピアなどで撮影した写真コレクションのデータベース「北東アフリカ:1967-2006 写真による瞬間の記録」を例に、そのコンテンツを利活用する手法の一つとして、デジタルストーリーテリング(写真を素材とする映像作品づくり)を提案し、その可能性について考えていきます。
日 時 | 2023年2月18日(土)14:00~17:00 |
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主 催 | 人間文化研究機構共創先導プロジェクト(共創推進研究) 「学術知デジタルライブラリの構築」 国立民族学博物館拠点 (X-DiPLAS) |
開催方法など |
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14:00~14:05 | 開会挨拶 𠮷田憲司 (国立民族学博物館・館長) |
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14:05~14:50 | 趣旨説明 小林直明(国立民族学博物館・プロジェクト研究員) |
14:50~15:00 | 作品上映『石ころ遊びの文化的装置』 |
15:00~15:15 | コメント 中島恭子(X-DiPLASスタッフ) |
15:15~15:30 | コメント 福井正子(撮影者ご遺族) |
15:30~16:15 | 講演 村橋勲(静岡県立大学国際関係学部・助教) 「デジタルアーカイブをとおした現地との対話 ―エチオピア、ボディのDiPLAS資料の活用案」 |
16:15~17:00 | ディスカッション |
X-DiPLAS プロジェクト室(小林)
e-mail:nkoba★minpaku.ac.jp(★を@に置き換えて送信してください)